銀行からの融資、スプレッド貸のメリットTIBORの仕組み

銀行から融資を受ける際に目にする、スプレット、スプレット貸しとはどのようなものなのでしょうか。スプレット貸出とは、TIBORを基準とした金利を適用する融資のことを言います。
では、『TIBOR』とはなんでしょうか。『TIBOR』とは『タイボー』と読みます。Tokyo Inter-Bank Offered Rateの略で、東京の銀行間取引金利のことで、全国銀行協会が集計し毎営業日発表しています。毎日数字は変わりますし、銀行によって数字は多少異なります。また、細かく期間別に金利が決められています。日本経済新聞のマーケット欄などに公表されています。この金利は、銀行間での資金融資などの際に使われる金利のことです。スプレッド貸とはこの金利で融資を受けられるということになります。一般的な融資においての金利に比べるととても低金利での融資を受けることができるのです。
ただし、スプレット貸出が受けられる企業は限られていて、ある程度の規模を持った企業であることや、ある程度の格付を持っていなければこの融資は受けられません。また、融資を受ける金額も1億円以上ということになっているため、それなりの企業でない限りこのスプレッド貸を利用することは出来ないのが現実です。ただし、大企業などにとってはかなりの低金利での融資を受けられるためとてもありがたい融資と言えるでしょう。経営者にとって、このスプレッド貸を受けられるということは、それなりの大企業の経営者ということにもなるわけです。

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