すぐに資金調達できるけど?即日融資の危険な落とし穴とは?

資金調達する時にポイントとなるのは、金額や金利だけではありません。スピードも重要なファクターとなります。例えば、当日や翌日に急に資金が必要になった時、銀行に融資の申し込みをしたところで、審査やらなんやらで、まるで間に合いません。それでは困るというケースのために、金融業者の中には、即日融資が可能なものがあります。早いケースでは、当日の午前中に融資を申し込めば、午後には資金調達が可能な場合もあります。このような迅速さも、融資を考える上では、立派な長所となり得るのです。また、審査が厳しいものが少なく、比較的誰でも融資を受けることができるのも、即日融資の強みでもあります。
ですが、いい面もあれば悪い面もあるのが金融取引というものです。利用者が得するということは提供者は損するということなのです。そのバランスをとるために、即日融資には融資を受ける側にとっても不利な面が存在します。
それは、大きく分けて金利、支払い方法、返済期間の3点になります。融資における審査が甘く、融資までの猶予が短いということは、資金提供側は、融資を申請した人物の信頼性を確かめる時間がないということです。そのため、貸した資金を回収できないかもしれないというリスクを抱えることになります。そのため、ひとりあたりから、多くの金利をかけて、少しでも多くの利益をあげようと考えます。そのため、即日融資の金利は、通常に比べて、かなり高いです。
また、同時に言えることですが、信頼性が確保できない人に大金を貸そうとする人はいません。そのことからもわかるように、即日融資は、大金の資金調達には向いていません。多くても100万円から300万円が限度です。それ以上の即日融資は、悪徳金融の可能性も高くなってくるのでお勧めできません。返済方法は分割ですが、リボルビングといった方法は避けるべきです。借りるのも返すのも、できるだけまとめて行うというのは、融資の鉄則です。
そして、返済期間です。すぐに借りることができる代わりに、すぐに返すことが即時融資の基本的な利用方法になります。それに、金利が高いので、長く借りていると、借金があっという間に膨れ上がります。また、リボルビングの返済額を低く設定しすぎて、いつまでも利子の返済だけ行っているような馬鹿げた事態にもなりかねません。
即日融資は、その特徴をきちんと理解していれば、困ったときに非常に頼りになります。ですが、すぐに資金が調達できるという甘い考えで利用するのはやめましょう。悪徳金融の甘い言葉に惑わされないように、返済プランがあって、なおかつどうしても至急資金が必要な時にのみ利用することが望ましいのです。

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