起業独立の時に融資してもらったという話を先輩経営者から聞いた

北海道在住 H.Mさん(38歳)
私の先輩は今の仕事で一緒だった方なんですけど、数年前に会社をやめて独立起業した人です。起業した人の中にはうまくやり遂げている人もいれば失敗している人もいて、私は先輩が成功するかどうか、すごく心配していました。でも今はなんとかうまくやっているし、従業員も雇えるようになったと聞いて、安心しました。
とは言えやはり最初の方はかなり苦労した、ということを言っていました。久しぶりに飲みに行って話を聞くことができたんですが、やっぱりやめた当初から起業して1年くらいはきつかったようです。売上もあるにはあるのですが、それだけでは食っていけないと言っていました。
「最初の1年はきつかったね、一応売上とかも知り合いの会社から上がっていたりしていたけど、それだけじゃダメだったよ。当然俺の給料なんて少ししか払えなかったから、結局は融資に頼らないといけないからね。でも起業当初から融資をしてくれるところなんて少ないから、大変だったね。」
たしかに私の友人の銀行員も融資を担当しているのですが、なかなか審査基準というのは厳しいというのは聞いたことがあります。ましてやまだ起業したばかりの人にお金を貸すというのは、かなりきついだろうというのも予想できました。
「消費者金融とかクレジットカードも使えるだけ使って仕事を取りに行ったって感じかな。だから2年目に軌道に乗ったのはいいけれども、その時も借金を返済することばかりが中心になったよね。借入がなかったらもっと手取りが多かったんだけど。」
そういう先輩ですけれども3年目からは完全黒字に転換したようで、銀行側から融資の依頼を受けるほどになったと言っていました。そこで銀行からの融資を受けて、従業員を雇用して更に大きく前進しようとしているということでした。
さすがに起業する人は大きいですねやることが。私なんてちまちまとまだまだ仕事をサラリーマンでやっているのに、先輩とどうしてこんなに差ができてしまったんでしょうか。あんなに融資を受ける覚悟も私にはないですし、すごい人です。

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